2014-12-03

飛んでイスタンブール

もうこのタイトル以外ありえない。

イスラエルからヨルダンのアンマンに戻り、数泊した後、飛行機でトルコに向かうべく空港へ向かった。
アンマンの町からセルビス(シェアタクシー)で空港行きバスの出ているターミナルまで0.5ディナール(約70円 ※1ディナール=140円)。ここでもまた難癖つけられて1ディナールだと言われるが、まともな人が現れるまで待った。今考えるとたった70円の差なんだが、旅している時の金銭感覚は全然違う。
ターミナルから空港行きのバスに乗り3.25ディナール(約455円)で約1時間。

アンマンの空港はすごくきれい、wi-fiも速いし。驚いたのは荷物チェック、出国審査までが全くしきりのない航空会社チェックインカウンターのある1フロア内で行われること。珍しいな、セキュリティ上大丈夫なのかしら。

飛行機の中で嬉しいのは、アルコールの提供であった。普段の生活で食べることへのお金は優先させても、お酒を飲むということはほんとに少ない。物価の安いアジアではあったけど。そもそもアルコールが禁止されているイスラム教の国では、簡単に買いにいけるものではなかったし。そうこうしているうちに3時間くらいでトルコ(Turkey)のイスタンブール(Istanbul)に到着した。

空港がでかい。人が多い。入国できずに待機しているインド系の人たちがたくさん座り込んでる。

入国審査がすごく混んでいたが、並んでいる間に日本から来ているであろう旅行客や、他ヨーロッパからの旅行客が沢山並んでいて、急に都会というか文明というか、今までいたところとは違うところに来た感じはした。
そういえば入国審査カード書いてないと思ったら、そのまま何の質問もされずにスタンプ押されて入国。日本のパスポートは90日以内の観光目的であればカード書かなくてよいらしい。

地下鉄で有名なブルーモスクのある場所まで向かう。切符の使い方がいまいちわからず、乗り換えの度に買ってしまった。今まで厳格とまではいかないが、イスラムの国にいたから、イスタンブールの女性のスカーフなし人口の多さには驚いた。カップルも普通にべたべたしている。

行った年の6月頃には反政府デモでちょっとニュースになっていたけど、この時は落ち着いていた。トルコは政教分離といって、宗教と政治を全く別物とし、イスラム教を国教とするという条文を憲法から抜いている。そして公の場に宗教を持ち込まないように、色々細かいイスラムの決まりは強制されていないのだ。でも国民の99%はイスラム教らしいが、人により戒律を遵守する程度が全然違うのだ。確かに宗教感が全然感じられなかった。お祈りを始める合図もここでは聴こえてこない。

到着が夕方だったから、宿を探していたりしたらもう夜で、辺りを散歩だけした。ブルーモスク、本当の名前はスルタンアフメト・ジャーミイ。夜の姿は本当に美しい。

夜散歩していてもあまり危険を感じないし、本当に観光地だった。英語表記も多い。もうヨーロッパに入ったんだと思った。

2014-11-27

イスラエル・パレスチナまとめと本の紹介を少し

泊まったところまとめ

■宿泊
・エルサレム(Jerusalem),イスラエル(Israel)
Palm Hostel
Haneviim Street No. 6, Jerusalem, 97203
値段:1泊60シュケル(約1,620円 ※1シュケル=27円)
基本情報:男女混合12人ドミ、南京虫なし(だけどマットレス古くてベッドギシギシ)シャワートイレ付き(お湯出る)、スタッフ英語可、フリーコーヒーあり、キッチンあり、Wi-fiあり(速度普通)
行き方:旧市街に入らずに、大通り沿いにある大きめのバスターミナル(ナブルスロードターミナル)の前。大きな看板でPalm Hostelとあるのでわかりやすい
その他:ターミナルの前なのでパレスチナに行くには移動が楽。旧市街の中にも安宿はあるが、値段はほぼ一緒で迷路のようなところを通らなくてはいけないので、ちょっと面倒かも。イスラエルの物価の高さがあるから仕方がないが、このクオリティのドミで1,500円超えているのは本当にありえないと思う

・ベツレヘム(Bethlehem),パレスチナ(Palestine)
Rami Al-Dabank
Madbasa square(street)
値段:1泊1部屋100シュケル(約2,700円)
基本情報:ツイン、シャワートイレ付き(お湯出る)、スタッフ英語可、Wi-fiあり(部屋で繋がる、速い、動画アップできた)、キッチンあり
行き方:ヘブロンロード(大通り)から聖誕教会に繋がる商店などが並ぶ道をまっすぐ進み、ワイ字路手前の右手側に階段付きの長い下り坂があり、少しだけ坂を降りた左手にある。ビルの上にAL DABANKって書いてある
その他:この宿は本当におすすめ。宿というか、空き部屋を貸してくれるという感じで、清潔だし、広いし、本当に安らいだ。多分値段は要交渉。パレスチナでWi-fiが使えると思っていなかった。宿の人も色々話をしてくれるし、いい滞在ができた。

■交通
交通についてのまとめ
・アンマン(Anman)
↓ セルビス(シェアタクシー) 約1時間 4人乗り1人6ディナール(約840円 ※1ディナール=140円)
・キングフセインブリッジ(ヨルダン国境)
↓ バス 約45分(状況によりけり) 5+荷物1つにつき1.5ディナール(約910円)
・イスラエル国境
↓ シェアワゴン 約1時間 42+荷物1つにつき5シュケル(約1,269円 ※1シュケル=27円)
・エルサレム(Jerusalem)
↓ バス 約40分 7.3シュケル(約197円)
・ベツレヘム(Bethlehem),パレスチナ(Palestine)
↓ バス 約40分 7.3シュケル(約197円)
・エルサレム(Jerusalem)
↓ シェアワゴン 約1時間 42+荷物1つにつき5シュケル(約1,269円)
・イスラエル国境
↓ バス 約1時間半(状況によりけり) 40シュケル(約1,080円)
・キングフセインブリッジ(ヨルダン国境)
↓ セルビス 約1時間 4人乗り1人7ディナール(約980円)
・アンマン(コーダホテル前まで)

ヨルダンーイスラエル間の出入国に関しては以下詳細を参照
ヨルダン→イスラエル
イスラエル→ヨルダン

■食べ物
美味しかった食べ物まとめ
といっても物価が高すぎてほぼ自炊。見た感じケバブや焼き鳥のようなものなど、肉系の料理が多い。イスラエルと言えばシュニッツェルというチキンカツが有名なのだが、高くて食べられなかった。

・レバーのサンドイッチ(イスラエル)
生に近いレバーを胡椒とライムを辛すぎて死ぬと思う位かけて食べる。レバーそこまで得意じゃないが、もうその辛さで消えていたし、無性に美味しいと思った。しかしそのサンドウィッチで15シュケル(約405円)。ケバブサンドなどもだいたいそのくらいの値段だった。

・名前がわからないお菓子
中にクルミが入っていて、どら焼き的な生地でふわっとしていて美味しかった。1シュケル(約27円)

あとはファラフェルというひよこ豆の1口サイズのコロッケも有名。露店のパン屋でゆで卵とファラフェルつけたサンドイッチで7シュケル(約189円)くらいだった。
イスラエルよりパレスチナのほうが若干物価が安いし、安いものを露店で売ってる。パンは両国とも安い。最大でも10枚入りで5シュケル(約135円)だった。

■イスラエルーパレスチナ問題に関する書籍
面白かったことはもうブログに全部書いたと思うから、関連書籍の紹介。
日本に帰ってから読んだものばかり。イスラエル・パレスチナ問題を色々な側面から知るにはおすすめの本。

地図にない国からのシュート-サッカー・パレスチナ代表の闘い-
今 拓海
岩波書店
売り上げランキング: 803,235
国として認められていないから1998年まではサッカー連盟に加入することもできなかった。代表チームはあるが、全員が集まって練習するのが難しい、国外での試合にもフルメンバーが出国できるかどうかもわからない、そんな中サッカーを続ける人たち。国の状況もよく説明されているし、それでもどうにか世界にでてパレスチナを知ってもらいたいという人々の気持ちも書かれている。
2015年1月のアジアカップには初めて出場する。これは見なくては。


沈黙を破る―元イスラエル軍将兵が語る“占領”
土井 敏邦
岩波書店
売り上げランキング: 513,028
元イスラエル兵がパレスチナ自治区での任務について語る。感覚がおかしくなっていき、殺すのがゲームのような気がしてしまう、暇すぎてゲームをしてしまう、そういう実体験など。いかに戦地が人を狂わせることがあるのかということ。自らの加害体験を世間に伝えるために「沈黙を破る」というグループをつくり活動している青年たちへのインタビュー集。


現地ルポ パレスチナの声、イスラエルの声―憎しみの“壁”は崩せるのか
土井 敏邦
岩波書店
売り上げランキング: 573,098
両国の政治家や民間人へのインタビュー集。当然肯定的な意見もあれば、否定的な意見もある、イスラエル=悪みたいな本が多いなか、中立的な立場でインタビューしている。これも事実なんだと思う。



それでも、私は憎まない (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
イゼルディン・アブエライシュ
亜紀書房
売り上げランキング: 289,886
パレスチナで生まれ育ち、イスラエルで医師として働く著者の自伝。理不尽な理由で家を爆撃され、目の前で子ども達を失った。描写や気持ちがリアルすぎて読むのが辛かった本。彼の場合は職があり、恵まれている方に思えるがそれでも両国間の行き来や国外へ出ることも難しい。これが本当に暮らしている人の話だと思った。それでも相手を憎まずに平和活動をすると決めるまでの話もとても興味深い


他にも色々読んだが、おすすめの4冊。