2014-12-17

カッパドキア朝と夜

イスタンブール(Istanbul)から久々の夜行バスでカッパドキアのギョレメ(Goreme)の町を目指す。

バスターミナルまで向かう電車で変なおっさんに絡まれ、気持ち悪いので駅を一つわざと乗り過ごして時間のロス。しかしそれを見ていた優しいお兄さんが地下鉄代をなぜか払ってくれ立ち去るという小さい事件があった。トルコにいるとこうなんというかナンパじゃないんだが、変に近づいてくる男性が多く、あれは一体なんなんだろうと思うのであった。しかし優しい人もいる。

イスタンブールのバスターミナルは広すぎる。事前にギョレメ行きのチケットを買っておいたが、会社によって値段も全然違うし、値段交渉が当たり前にできる。今回は色々聞いてまわってMetroという会社で60TL(約2,880円 ※1TL=48円)。55TLまでは下がるという事前情報があったが、うまくいかなかった。
(これは昼のターミナル)

バス会社で働く人たちは意外と英語がしゃべれない人が多く、店の外でバス会社の客引きしてるおじさんたちがペラペラだったりする不思議。

トルコの長距離バスはクオリティが高い。椅子が外れたりしないちゃんとしたやつに、軽食がでるし、飛行機と同じで映画と音楽の提供、場合によってはWi-fiがついている。

バスが発車して、だいぶ長いこと都会を走り続けていた。砂漠でもでこぼこ道でもなく、舗装されたアスファルト道路になんとなく寂しさを感じていた。もうずっと西に来たと思った。ひどい環境であればあるほど疲れるだけなのに、そっちが想い出になるなんて。
町は好きだけど、やっぱり人の手が入っていない、入っているけど中途半端なところのほうが自分にとっては魅力的だった。

朝方ギョレメ近くの町で小さいバンに乗り換えて、ギョレメの町に到着。町のインフォメーションセンターで、泊まろうと思っていたホテルに電話してもらい、迎えに来てもらった。小さい町で、観光だけで成り立っているからか、どのホテルも予約なしでも部屋が空いていればインフォまで迎えにくるという話を調べて知っていた。

ドミトリーだけど洞窟ホテルに泊まる!ここは今まで泊まった中でもだいぶ素敵なつくりだった。

町は本当に小さかった。そして全てが観光地価格。イスタンブールより高い外食の物価に死んで、パンだけをひたすら食べるという生活が始まる。

町は歩くとすぐに奇岩がいたるところにある。

夕方頃ホテル近くの丘にあがってみた。町全体が白っぽくて、岩に囲まれた、いや、岩に浸食されているかのように存在している。ここにならずっといれそうだと思った。



そして朝、ここの名物と言えば熱気球。自分が乗るのはいいやと思ったが、沢山飛んでいるところは見たかったから5時半起きでまた丘へ。朝方の町も素敵。

ちらほらと気球が飛ぶ準備をしているのが見えた

飛び始める


最終的にものすごい数が飛んでた。写真はかなりいまいちだけど、実際見ている分に美しい景色だった。

2014-12-09

アヤソフィアそして再会

イスタンブールにあるアヤソフィア博物館に行ってみた。モスクはブルーモスクが気に入っていたし、入場料がかかるからやめようかとすら思ったが、時代背景が変わっているので面白そうだから行くことに。

ブルーモスクの向かい側にあるモスクがアヤソフィア博物館。入場料25TL(約1,200円 ※1TL=48円)。世界遺産です。

元々はキリスト教の大聖堂として使われていたが、オスマン帝国が占拠した際にイスラム教のモスクとして転用することになったという。だからキリスト教にまつわるモザイク画がいたるところにあったのだが、モスクとして使われる間は塗りつぶされていた。
モザイクがあることはわかっていたのだが、破壊されずに塗りつぶされるだけで済んでいたということも面白い。
トルコ革命で政教分離がされたころに、再度モザイク画に目が当てられ本格的に調査。無宗教の文化財としてトルコ政府が公開したということだ。(色々Wikiから抜粋)

入り口に猫

入り口からキリストのモザイク画がある

中すごいのだけど、規模が大きすぎたのと一部修復工事中だったから写真がうまくとれず
アラビア語と後ろのマリア像の組み合わせの不思議

これ、マリアの手形と呼ばれているもの
指を入れた時に濡れると願い事が叶うらしい

そしてこんな風に親指を溝にいれて、残りの4本の指で柱から手をはなさずに円を描けたら願い事が叶うとか。意外と難しい。

たくさんのシャンデリア

本当にいたるところにキリスト教系のモザイク画があった


とてもよかった。工事してないときにまた見たいな。

そして夜、イギリス留学時代の友達のトルコ人に会う約束をしていた。旅をしながらこんなに沢山の人に出会うのに、元々知っている友達に久しぶりに会うのってなんでこんなに緊張していきたくなくなっちゃうんだろう、という気持ちを押し殺す。会うととても楽しかった。
主に新市街を案内されて、もうものすごく色んなところに連れて行ってもらった。トルコ料理の店、おしゃれバー、デザートの店、夜景がきれいなところ、などなど。あ、なんかデートみたいなラインナップ



自分だけでは絶対行かなかったであろうイスタンブールを見れてよかった。私も友達の外国人が日本にきたら、ここもあそこもって自分の好きなところに沢山連れてきたくなるのかな。
10年前イギリスにいって、初めてなじみのない国の人たちに出会った。そこから色々あって、また出会えるのはすごい。

イスタンブールの旅はこれで終わり。次はカッパドキア(ギョレメ)へ

イスタンブール滞在:2013年11月9日〜12日


2014-12-07

イスタンブールいろいろなマーケット

イスタンブール(Istanbul)と言えば、かなり大きなマーケット、グランドバザール。マーケット大好き。人の生活が分かる気がするし、なんか活気のあるところは好きだ。

まず大学近くの古本市場からスタート。

とにかく広いし入り口が沢山あるから適当に入る。

お土産屋が結構多いイメージ。あとは洋服とか貴金属とか店の数が多すぎる。うろちょろすると迷いそうだから、反対側入り口だけを目指した

チャイを運ぶ人。結構見かけた

雰囲気だけ味わって外に出ると、今度は問屋街のようなものが続いていた


そしてだんだん庶民の食堂的なものと、ナッツなどの豆類やコーヒーなど食料品のマーケットになってくる


次の大きなマーケット、エジプシャンバザールまたの名をスパイスマーケット。ここも豆とかスパイスとか、あとはお土産になりそうなお菓子が沢山売ってる。日本語ができる売り子が結構いて、通るたびに話かけられるのが面倒になりすぎて、あんまり写真を撮らずに出てしまった。


このマーケットを抜けると港近くまで出る。そこからちょっと遠いけど、新市街まで行ってみようと思った。もちろん電車でもいける。写真の遠くに塔が見えている辺りが新市街である

相変わらずの釣り人たち

新市街は確かに新市街だった。若い女性が一気に増え、格好も今風というと語弊があるのだが、国の特色がでるようなものではない。道なりに誰もが知るようなチェーン店やブランドショップが並んでいた

裏路地に古着屋や、おしゃれっぽい食べ物屋やカフェもたくさんあった

電車かわいい

新市街のメイン通りをまっすぐ抜けるとタクシム広場。デモがある時などよくテレビで報道されるところ

帰り、もう暗くなり始めているのにまだ釣りしている。なぜそんなに熱中できるのか!

2014-12-04

イスタンブール散歩

天気もよい、張りつめた気持ちからも解放されて(それが悪いという意味ではないが)、久々の気楽な気持ちでの観光に少しわくわくした。

昼のスルタンアフメト・ジャーミイ。昼も美しい。ゲームの世界。

1日5回のお祈りの時間をのぞけば、イスラム教徒ではなくても中を見学することができる。中を案内するとか、入り口に連れて行くとか言って勝手にガイドしてくる人が多いので注意。
女性の頭に着用するスカーフは貸し出しあり、土足厳禁だが靴を入れるビニール袋ももらえる。

中もすごく素敵。落ち着ける雰囲気で何回か行ってはしばし休憩した。

落ち着いた町並み。本当にヨーロッパに近い。

そのまま歩いて海に出た。ボスポラス海峡。ここから新市街、アジア側と呼ばれるイスタンブールへフェリーがでている。

そして新市街へ繋がる橋の上から、釣りをする人、人、人。こんなにいたら釣れないんじゃないかと思うくらい。

名物のサバサンドを食べてみる。父が昔トルコに行った時は、この岸辺に船が寄って来て、サバを焼いていたらしいが、もう停留してずっとサバ焼いてるし、すごい人だかり。

久々に魚食べたー!
父も来たことがあり、姉も来たことがある場所だった。なんだか不思議。そして久々の海というか港町というか、空気が乾いていない感じ。ヨルダンもイスラエルもトルコからは近いのに、全然違うところに来てしまったとまた思った。

せっかくだからフェリーに乗ってアジア側と呼ばれるイスタンブールへ。カドゥキョイという町へ行った。20分くらいで到着する。メトロと同じで1区間3TL(約144円 ※1TL=48円)。ちょうど私が行っている時に、このヨーロッパ側とアジア側を結ぶメトロが開通したところだったらしい。日本政府の協力があってつくられたとのことで、首相が来ていたと後から聞いた。

カドゥキョイは観光客が全然いなかった。普通の生活があるが、ちょっとおしゃれ地域という感じがした。骨董品屋や雑貨屋など並んでいて、町も所々カラフルに装飾されていたり。


もうちょっと散策したかったが、お店が結構閉まっていたので諦めた。食べ物も若干こっちの方が安く感じた。

そして西日のスルタンアフメト・ジャーミイ

イスタンブール散歩もう少し続く