加計呂麻島に行ってから、夏をのんびり過ごすならここだなと思うくらい、加計呂麻島を好きになり時折思い出している。本当に静かで美しく、心が癒された。
奄美大島の瀬戸内町にある古仁屋港から、本来なら町営のフェリーが出ているはずだったが、当時は船の老朽化で運行していなかった。一時的な措置として、車を運ぶためには山畑運送という会社の貨物フェリー、人の運搬は海上タクシーを使うことになっていた。
山畑運送の貨物フェリーは時間が決まっていたため予約をすることができ、車は一緒に旅していた友達に任せたが、海上タクシーはいまいち時間が分からずだった。古仁屋港で聞いてみると、時間がわかり、その時間まで港の周辺をうろつく。時間より前に港に行くと、なんともう船が出ようとしているではないか。急いで船に駆け寄ると、出そうになる船を湾岸に寄せてくれたので、海の堤防をよじ登ってその言葉のごとく船に飛び乗った。
今は船が直ったらしく定期船が出ている。
http://www.town.setouchi.lg.jp/senpaku/kotsu.html
小さい船に10人くらいは乗っていて、意外と多いなと思う。周りの小さな島々が緑に覆われていて、海の青とのコントラストが清々しい。まるでこれから宝島に行くかのような気分になる。
加計呂麻島の瀬相港に到着し、友達が乗った貨物フェリーの到着を待つ。
貨物フェリーは瀬相港の対岸に到着した。
車で瀬相港まで来てもらい、港周辺を少し散策して予約してあるコテージへ。
ちなみに加計呂麻島は商店が少なく、食べるところはほとんどないし、空いている日もまちまちらしいから、宿泊&自炊をするならば、奄美大島の古仁屋港のすぐ隣にあるAコープという大きめのスーパーで買い出ししておいた方が良い。
瀬相港の前は道の駅みたいなところと、その裏に小さな商店があったが、物は少ないかな。地元産のものを買えたりして楽しいけど。
宿泊に関してはホテルというものはない。だいたい民宿か、キッチン付きのコテージ。我々はひっそりと過ごしたかったので迷わずコテージにした。選んだのはマリンビレッジ(http://www.marine-village.com/)という加計呂麻島の西側にある実久ビーチの真ん前。必要なものは揃っているが、昭和な感じの古めの建物で友達は初めて入った時少しひいていた・・・結果的には住めば都になったけど。
島の東側に泊まるならば、古仁屋港から生間港行きの他のフェリーに乗る必要がある。おそらく東側の方が少しだけ栄えている気がした。シュノーケルやダイビングショップとかはだいたい東側だ。
加計呂麻島は静かで時が止まっている感じがした。特に泊まっているところ周辺はそうで、もちろん家もあり人は住んでいるのだけど、人の気配があんまり残ってない場所だった。
沖縄の多良間島もかなり小さく人がいなかったが、気候のせいもあるけど、沖縄独特のゆるい時間の流れと空気の暖かさが感じられたが、加計呂麻島はタイムスリップに近い感じがした。家が古いとかそういうことではなく。山があるから遮断されている感じがするのかな、ふと気がつくと今ここに自分しかいないんじゃないかって、でもそれが怖いとかじゃなくて、やはり何か自然の暖かさみたいなものに包まれている感じがした。
翌日から島内巡りを開始。一応集落同士をつなぐバスがあるが、かなり数が少ないので、旅行で来るなら車がないと厳しい。
しかしその車もかなり厳しい状況に陥った。島の北部はたまに幅は狭いものの気をつけていれば問題ないくらいの大きめの道路。ただし山道とカーブだらけの道で最初は少し怖かった。
問題は島の南部というかそのメインの道路を外れた時の山道が、カーブと狭さが重なり、それにさらに前週あった台風の影響で木々が落ちまくっていて、これレンタカー傷つくんじゃないか・・・という不安も。
私は運転しないから、友達まかせにしていたが、今絶対に話しかけないで、という空気がずっと出るくらい恐ろしい道だった。
実久からどうにか嘉入というところへ行き、おしゃれカフェのmarsa(http://amamikke.com/1086/)へ。食べることになると頑張れる。
自家栽培の野菜やはちみつ、パンも全部手作りでランチをやっているというお店。すごく美味しくてジャムやらなんやら結構買ってしまった。
元々は加計呂麻島の方ではなかったそうで、移住してお店をやっているそうだ。
でもほんと周りこういう感じだから、お店が本当にあるのかなあってすごく不安だった。
やはり大きな道に戻りたくて、南部のmarsaから北部の大きめの道路に戻り、続いて西阿室という集落に行ってみることに。さすがに集落に繋がる道のりはこんなにひどくないだろうと、思って行ったみたが、やはり厳しい状況に陥った。
西阿室は本当に小さな集落だったし何もなかったけど、せっかくなので手紙だけ出した。
大変な道のりだとはいえ、やはり慣れて来ると調子に乗り始める。
加計呂麻島の絶景ポイントがあるというからそこまで行こうということになった。でもそこまでの道のりが一番厳しくて、本当に木が倒れていたりして、戻ることもできないし、無理やり進むことになった。
でも本当に絶景。ここに海に向けてこげるブランコがあるという話を聞いていたが、今は撤去されていたので残念。
こんな看板があった。
この場所に来たらもう戻ることはできないのでどんどん進み、於斉という場所にたどり着いた。すっごく大きいガジュマルの木があって、ガジュマルから垂れている枝にぶら下がってターザンしたりできたので、しばし遊ぶ。
ここは映画「男はつらいよ」の最終作「寅次郎紅の花」のロケ地だったそうで、一応記念碑があった。
それにしてもこのガジュマルの木はすごい。なんだか分からないけど自然と力を与えられているように思ってしまう。ターザンなんてしてよかったのかしら。
やっと小さな山道を抜けられて、スリ浜という割とシュノーケルとかダイビングの集合場所になっているところにいく。めっちゃ海青くてきれいだった。透明度も高くて、魚がたくさん泳いでいるのが肉眼ですぐわかった。
最後は諸鈍という場所のデイゴ並木を少し。この辺りは平坦な道が続いて運転しやすかったらしい。
運転に疲れすぎて後半はさっと見て早く帰ろう、という気持ちになりこの辺りをちゃんと見ていない。
地形がわかりにくいから地図参照。
思ったより長くなったから後半へ続く。
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奄美大島の瀬戸内町にある古仁屋港から、本来なら町営のフェリーが出ているはずだったが、当時は船の老朽化で運行していなかった。一時的な措置として、車を運ぶためには山畑運送という会社の貨物フェリー、人の運搬は海上タクシーを使うことになっていた。
山畑運送の貨物フェリーは時間が決まっていたため予約をすることができ、車は一緒に旅していた友達に任せたが、海上タクシーはいまいち時間が分からずだった。古仁屋港で聞いてみると、時間がわかり、その時間まで港の周辺をうろつく。時間より前に港に行くと、なんともう船が出ようとしているではないか。急いで船に駆け寄ると、出そうになる船を湾岸に寄せてくれたので、海の堤防をよじ登ってその言葉のごとく船に飛び乗った。
今は船が直ったらしく定期船が出ている。
http://www.town.setouchi.lg.jp/senpaku/kotsu.html
小さい船に10人くらいは乗っていて、意外と多いなと思う。周りの小さな島々が緑に覆われていて、海の青とのコントラストが清々しい。まるでこれから宝島に行くかのような気分になる。
加計呂麻島の瀬相港に到着し、友達が乗った貨物フェリーの到着を待つ。
貨物フェリーは瀬相港の対岸に到着した。
車で瀬相港まで来てもらい、港周辺を少し散策して予約してあるコテージへ。
ちなみに加計呂麻島は商店が少なく、食べるところはほとんどないし、空いている日もまちまちらしいから、宿泊&自炊をするならば、奄美大島の古仁屋港のすぐ隣にあるAコープという大きめのスーパーで買い出ししておいた方が良い。
瀬相港の前は道の駅みたいなところと、その裏に小さな商店があったが、物は少ないかな。地元産のものを買えたりして楽しいけど。
宿泊に関してはホテルというものはない。だいたい民宿か、キッチン付きのコテージ。我々はひっそりと過ごしたかったので迷わずコテージにした。選んだのはマリンビレッジ(http://www.marine-village.com/)という加計呂麻島の西側にある実久ビーチの真ん前。必要なものは揃っているが、昭和な感じの古めの建物で友達は初めて入った時少しひいていた・・・結果的には住めば都になったけど。
島の東側に泊まるならば、古仁屋港から生間港行きの他のフェリーに乗る必要がある。おそらく東側の方が少しだけ栄えている気がした。シュノーケルやダイビングショップとかはだいたい東側だ。
加計呂麻島は静かで時が止まっている感じがした。特に泊まっているところ周辺はそうで、もちろん家もあり人は住んでいるのだけど、人の気配があんまり残ってない場所だった。
沖縄の多良間島もかなり小さく人がいなかったが、気候のせいもあるけど、沖縄独特のゆるい時間の流れと空気の暖かさが感じられたが、加計呂麻島はタイムスリップに近い感じがした。家が古いとかそういうことではなく。山があるから遮断されている感じがするのかな、ふと気がつくと今ここに自分しかいないんじゃないかって、でもそれが怖いとかじゃなくて、やはり何か自然の暖かさみたいなものに包まれている感じがした。
翌日から島内巡りを開始。一応集落同士をつなぐバスがあるが、かなり数が少ないので、旅行で来るなら車がないと厳しい。
しかしその車もかなり厳しい状況に陥った。島の北部はたまに幅は狭いものの気をつけていれば問題ないくらいの大きめの道路。ただし山道とカーブだらけの道で最初は少し怖かった。
問題は島の南部というかそのメインの道路を外れた時の山道が、カーブと狭さが重なり、それにさらに前週あった台風の影響で木々が落ちまくっていて、これレンタカー傷つくんじゃないか・・・という不安も。
私は運転しないから、友達まかせにしていたが、今絶対に話しかけないで、という空気がずっと出るくらい恐ろしい道だった。
実久からどうにか嘉入というところへ行き、おしゃれカフェのmarsa(http://amamikke.com/1086/)へ。食べることになると頑張れる。
自家栽培の野菜やはちみつ、パンも全部手作りでランチをやっているというお店。すごく美味しくてジャムやらなんやら結構買ってしまった。
元々は加計呂麻島の方ではなかったそうで、移住してお店をやっているそうだ。
でもほんと周りこういう感じだから、お店が本当にあるのかなあってすごく不安だった。
やはり大きな道に戻りたくて、南部のmarsaから北部の大きめの道路に戻り、続いて西阿室という集落に行ってみることに。さすがに集落に繋がる道のりはこんなにひどくないだろうと、思って行ったみたが、やはり厳しい状況に陥った。
西阿室は本当に小さな集落だったし何もなかったけど、せっかくなので手紙だけ出した。
大変な道のりだとはいえ、やはり慣れて来ると調子に乗り始める。
加計呂麻島の絶景ポイントがあるというからそこまで行こうということになった。でもそこまでの道のりが一番厳しくて、本当に木が倒れていたりして、戻ることもできないし、無理やり進むことになった。
でも本当に絶景。ここに海に向けてこげるブランコがあるという話を聞いていたが、今は撤去されていたので残念。
こんな看板があった。
この場所に来たらもう戻ることはできないのでどんどん進み、於斉という場所にたどり着いた。すっごく大きいガジュマルの木があって、ガジュマルから垂れている枝にぶら下がってターザンしたりできたので、しばし遊ぶ。
ここは映画「男はつらいよ」の最終作「寅次郎紅の花」のロケ地だったそうで、一応記念碑があった。
それにしてもこのガジュマルの木はすごい。なんだか分からないけど自然と力を与えられているように思ってしまう。ターザンなんてしてよかったのかしら。
やっと小さな山道を抜けられて、スリ浜という割とシュノーケルとかダイビングの集合場所になっているところにいく。めっちゃ海青くてきれいだった。透明度も高くて、魚がたくさん泳いでいるのが肉眼ですぐわかった。
最後は諸鈍という場所のデイゴ並木を少し。この辺りは平坦な道が続いて運転しやすかったらしい。
運転に疲れすぎて後半はさっと見て早く帰ろう、という気持ちになりこの辺りをちゃんと見ていない。
地形がわかりにくいから地図参照。
思ったより長くなったから後半へ続く。
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