12月31日、2013年の年末。
隣の宿にチェックインしてすぐに湖を見に行った。美しい。海みたいだ。
足だけつかって、しばし湖を眺める。魚を穫っている人たちがいた。
後から聞いたら、この湖は住血吸虫がいて、寄生虫なので皮膚から侵入されると発熱、じんましんなど、結構辛い状態になると。足の指からも侵入されるとか言われて、恐ろしい気持ちになった。
町を散策すると、結構人が多い。色んな物を売っていて、人や車が小さい町だけど思ったより行き交っていた。
空のペットボトルも売ってる
道に食べ物を広げて売っていることが多いが、ちゃんとスーパー的な店もあった
宿にいた日本人と韓国人で、お正月っぽいことをしたいという話になり、アフリカの米はもちもちしてるから、餅っぽいものをつくれるのではないか、ということでさっそく買いにいき、つくってみる。
ガスはない、火を自分たちでおこして、かまどのようなところでご飯を炊き、丸めただけなんだけど。醤油を持っている日本人がいて、それをかけてたべた。美味しくはないが、それっぽい感じになった気がした。
日本は先に年が明けていた。
宿にはネットがあるから、日本の友達と連絡をとったりした。宿ではカウントダウンまで時間があった、餅らしき物を一緒につくった人たちと、2014年に実施する10のことを発表し合った。多分今思い返しても、その10のこと1つも出来ていない気がした。
宿にどこからか色んな人たちが集まってきて、バーカウンターでカウントダウンのパーティーが始まっていた。花火もない、テレビもない、ただ音楽だけがずっとかかっていて、カウントダウンもなく、気づいたら年が明けていて、気づいたところでみんなと握手やハグをした。
オランダ出身だという女性が酔っぱらって、私に日本人かと聞く。何を言われるのかと思ったら、「日本の映画で大好きなのがあって、『ゼブラーマン』って言うんだけど知ってる?」って言われた。哀川翔の出てるやつだよな…観てないけど、それがオランダまで届くってすごいな。どういうところが面白いと思ったんだろう、不思議だ。
カウントダウンを意識しない年明けは初めてだったかもしれない。マラウイで年を越すなんて予想もしていなかったが、素朴で楽しい夜だった。
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