2016-07-26

本当のアフリカの始まり、ザンビアへ

ナミビアを後にして、次なる国のザンビアへ向かう。
アフリカは大型バスの移動ルートが限られている且つ、ビザが高いし、それぞれの決まりがありとっても不便。

まず本当はナミビアのあとボツワナに行きたかった、地図を見て分かる通りすぐとなりなのだが、ボツワナの都市に直接行く長距離バスはない。ボツワナはナミビアに比べて治安がぐっと悪くなる。そんななかローカルバスを乗り継いででかい荷物もって進むのはかなり危険なため却下。
ナミビアってよく見ると国の形がものすごく変で右上に延びている。そうすると次はザンビアに行くしかなくなる。正直ザンビアに見たいものはない。
ジンバブエに行けそうに見えるが、ナミビアから直通で行くことはできないし、遠すぎるのでやはりどこかで降りて泊まる必要がでてくる。

ということでボツワナを目指してザンビアに立ち寄ることにした。
ナミビアのウィントフックのバスターミナルからザンビアのリビングストン(Livingstone)までのバス、730ナミビアドル(約7,300円)。
バスは結構ちゃんとしている。冷房も効くし全く問題ない。ナミビアを一緒にまわった人と、同じ宿に泊まっていた人と同じタイミングだったから一緒に移動することになった。

昼くらいに出発して、本当に真っ暗な中をずっと進み続けた。恐ろしいくらいの暗さで何もないのに、ものすごく怖かった。
19時間くらいバスに乗ってやっと国境に到着。こっちはナミビア側。
出国フォームを記載して、あっさり出国。

そこから歩いて国境を越えて、ザンビア側で入国手続き。ザンビアに入国するにはビザを取得する必要があり、国境でお金を払えば取得することができる。お金さえ払えば、入国審査フォームも書かずにすぐ通ることができた。ビザ代金でだいぶ儲かっているのではないかと思った。

ここでまた地図を見てみる
ザンビアからボツワナに行った後、ジンバブエに行く予定だった。そこからマラウィにいってタンザニアに行きたいと思っていた。モザンビークが邪魔だ。
モザンビークはビザを取得すれば入国できるが、特に見たい物もなく、数十ドルもさらに払わなければいけなくて、モザンビークを通って北上するのはお金と時間がもったいないという結論に至った。
結果ジンバブエからザンビアを通ってマラウィに行く必要があるので、ザンビアには再び戻ってくることになる。

戻ってくる人用のダブルビザと呼ばれるものがすでに用意されていて、80ドル(約8,000円)もしたが、それを購入した。ザンビアに見る物もないのに、なんとも納得のいかない支払いである。

ようこそ、ザンビアへ。
出入国とバスに乗っていた人の荷物チェックで2時間半くらいかかった。

国境に止まっていた車。これは走れるのだろうか。

国境から約3時間でリビングストンの町に到着した。ザンビアに入ってから、急に道に穴が開いているところが多くなり、家々もかやぶき屋根のところが多くなってくる。もうここからは雰囲気が怖すぎて写真がない。
バスが到着すると同時に大雨が降って来て、でもバスは次の準備があるから容赦なく荷物を泥水に放り出す。急いで自分のを回収して屋根のあるところに逃げ込んだ。ヒドい大雨だ。

屋根のところでは現地の男性達がだらだらとしていて、古いラジカセからずっと音楽が流れているが全然陽気な気分になる気がしなかった。南アフリカやナミビアとはまた違った濃さの黒い肌だから、目の白眼の部分の白さが際立っていた。
しきりに宿に案内するという男性が近寄って来て、わたしたち3人とドイツ人の女性たちが一緒についていくことにした。

着いた宿がほぼフルで、我々は泊まれなかったが、近くの宿をその宿の人に紹介してもらい歩いて行くことに。「泊まれなかったんだから紹介料はなしだよ」と案内の男性に言ってもずっと着いてくる。次の宿につくと部屋が空いていた、よかった。案内の男性はずっと文句を言っていたが、その宿のスタッフが追い返していた。

町に少しだけでてみると現地の人たちの視線が痛い。南アフリカやナミビアの雰囲気とは全然違う、これは長く旅してわかる独特の空気を読む力なのだと思うが、狙われているように思ってしまう。一回強盗にあったことあるしすごい注意する。もちろんいい人もいるのは分かっているが、何かが違うと感じた。
スーパーで夕飯の買い出しをした。なぜか牛肉がすごく安く、ステーキ肉を買って宿で焼いて食べた。色々買っても200円くらいだった。

やることもないから翌日もうボツワナに行こうと決めた。






2016-07-24

ナミビアまとめ

ナミビアのまとめ色々

■宿泊
・ウィントフック(Windhoek)
写真撮り忘れた
Cardboard Box Backpackers
http://www.cardboardbox.com.na/cardboardbox.html
値段:110ナミビアドル(約1,100円 ※1ナミビアドル=10円)
基本情報:男女混合4人ドミ、シャワートイレ共同(部屋の外)、スタッフ英語可、朝食なし、Wifiあり(速度普通)、ロッカーあり
行き方:色んなところから遠い、地図を見て行くしかない
その他:キッチンあり、庭がキャンプサイト、庭に洗濯物干せる、セキュリティ普通(表は番号式の鍵だが、キャンプサイトから人が入れるため盗みが多いと聞いた)、バー併設(バーに一般の人が入れるため、そのせいでも盗みが多いと聞いた)、日本人が集まる宿、スーパーは遠いが歩いてはいける

ウィントフック以外はナミビア周遊の旅の記事参照

■交通
南アフリカケープタウンからウィントフックまでバスで26時間
ただし国境でトラブルがあったからであり、スムーズに行けばもっと少ないはず。
650ランド(約6,500円 ※1ランド=10円)

■食べ物
基本的に自炊だから美味しかったと思うもの特になし。スワコプムントの宿の朝食が久々にまともなもので美味しかった。
あとウィントフックというビールが気に入った。くせがなくさわやかな感じ。

■おもしろかったこと
ブログに書ききれなかったことなど

・全体的に治安がいい
日本に比べたら全く比にならないほど治安が悪いとは思うが、町の雰囲気が全然気が張ってない感じがした。もちろん場所や時間によるとは思うけど。
ウィントフックではそれぞれ皆仕事をしているように思ったし、騙そうという人がいなかった。店の警備や店の守り方(柵とか)も治安が悪い国に比べるとかなり緩い。

・ナミビアドルとランドの関係
ナミビアでは1993年まで南アフリカの通貨であるランドが使用されていたらしく、今でもナミビアドルとランドは固定のレートになっていて、同じ価値になっているし、ランド自体が合法的にナミビアで流通もしている。両方使えるんだけど、次の国では使えないからごちゃごちゃに返されるとまったくよくわからなくなる。
ナミビアで今後の進路で使う米ドルを大量に両替したがなぜかすごくレートがよくて、北上するならばウィントフックで両替しておくべきだなと思った。

ナミビア滞在:2013年12月12日〜20日

ナミビア周遊の旅7日目(エトーシャ国立公園〜ウィントフック)

ナミビア周遊レンタカーの旅最終日。
また朝日と共に起きる。ウィントフックまではかなり遠いので早朝に出発。

最後にキリンに見送られる。道路を横切る動物にも多少慣れてしまった。

写真が全然ないけどとんでもない大きさの蟻塚も沢山みた

だいたい6時間くらいかけてウィントフックに到着。最初に車を借りたヒルトンに車を返しに行った。日本のレンタカーだと車のチェックが最後に入るが、そんなのもなし。傷つけたとか一切確認せずに、車も見ずに完了した。パンクしたタイヤも保険にはいっていたからちゃんと返金された。

宿に戻って、一緒に旅をしたメンバーで乾杯した。
お互いの写真を交換したり、旅のおもしろ話をしたり。1人で旅をするのが好きだけど、こういう風に合う人たちと旅ができると面白いもんだなと思った。

パンク以外の事故もおきず、安全に帰って来れて、本当に良かった。

2016-07-04

ナミビア周遊の旅6日目(エトーシャ国立公園)

いよいよ本格的なサファリへ出発。朝日とともに車で出発した。エトーシャ国立公園の中であれば、自由に車でまわれる。

どの動物がどの辺にいるというのが示された看板は一応あるのだが、ほぼ当てにならなかった。本当に広い場所だった。

走り出すとすぐに象に遭遇した。自然の中にいる象!かなり興奮した。
ラオスで象遣いの修行をしたから、散々象とは触れ合ったのだけど、飼いならされていない象というのは迫力が増していた。

そしてまた走り出すとキリンが。親子か兄弟か恋人か。仲良さそうにみえる。

もう1匹でてきた。車から降りることは禁止されている。動物を見つけたら車を停めて彼らを静かに見守るだけなんだが、その時間がものすごく貴重な時間だった。

しまうまはなんだかがっしりして見えた。広がる景色も本当にすばらしい。

水辺によく動物がくるというもう一つのHalaliキャンプ場にいって、クドゥをたくさんみた。

水辺を後にしてまた車で公園内を走り出す。スプリングボックの群れに出会う。なぜみな同じ向き?

ダチョウもいた。

車道のところまで象が迫って来ているところに遭遇した。車なんて簡単にひっくり返されるので怖い、でももっと近くで見たいの気持ちとのせめぎ合いだった。死にたくはないので少し遠くから見守る。

象は砂を自分の体にかけまくっていた。これは象の習性で寄生虫などを追い払うためらしい。背中に砂たまってる。

なかなか肉食動物には会えない。一旦キャンプ場に戻ってまたプールに入っていた。プールサイドで音楽を聴きながらごろごろして、ふと、もう少しで日本に帰らねばならないと思うと、とても帰りたくない気持ちになった。自由で充実しすぎていたからだと思う。

少し日が沈みそうな頃に再度車を走らせた。暗くなって来た方が肉食動物が出てくるのではないかと思ったからだ。
バッファローとシマウマの共存。

空がすごい

陽が沈んでさらに空がすごい色に。この色に360度を囲まれた。

暗くなってからのドライブは危険なのでキャンプ場にまた戻った。キャンプ場の水辺でずっと待っていたら、またサイが現れ、そしてついにライオンが現れた。写真は暗すぎて映せず、でもはっきりとあのたてがみを見ることができた。

動物園ではなくて、自然に生きる動物を見ていると、動物園で感じる可愛さとか全くなくて、同じ生きている者としての共感が感じられる気がした。そして自由に生きる動物達をみると、動物園に連れて行かれることは不幸でしかないと思った、多分。