2020-04-26

マウイ島ラハイナ

ハワイ島のヒロ(Hilo)からマウイ島へ飛行機で移動。ハワイ諸島間を結ぶ一番メジャーな航空会社がハワイアンエアラインだ。
LCCではないけど、荷物を預けるのに料金が取られるのが微妙だなと思ったけど、結局便数も多いし、ちょうど良いのであった。ちなみにホームページから会員登録をしておくと、荷物を預ける料金が10ドル(約1,112円 ※1ドル=112円)割引きになるから、アイランドホッピングをハワイアンエアでする人は登録した方が良い。

ヒロの空港はコナ(Kona)の空港よりは少し大きかったし、待合室はちゃんと屋根のある建物だったが、入り口からチェックインまではドアもなく吹き抜けになっている小さな空港だった。
民宿ヒロの方に車で空港まで送ってもらい、飛行機に乗り込んだ。乗るといってもたったの40分でマウイ島のカフルイ空港に着いてしまう。
飛行機からはマウナケアと思われる山や、他の山々が雲から顔を出していて、4,000m超えの山のすごさを空からも感じていた。
飛行機から見たマウナケア

ハワイ島は静かで、いわゆる有名チェーン店も少なく、至る所で日本人移民の空気を感じていたけど、マウイ島の空港に着くとそういう空気感は全く感じなくなっていた。
しかしここも思い描いていたハワイとはいい意味で違っていて、田舎の小さな島の感じがした。暑いけど、時はクリスマス。
カフルイ空港

空港から町まではExpress Shuttleを予約した。最終的にハワイ諸島を旅して思ったが、やはりハワイは車は必須。シャトルも高いし、公共の交通機関は使い勝手が悪い、ホノルルで買い物するとかだけならいらないと思うけど。
シャトルで空港からラハイナ(Lahaina)というマウイ島東側の大きめの町のホテルまで直通で往復62ドル(約6,944円)プラスチップ。

空港に着くとシャトルのピックアップ場所には日本人のおばあさんのスタッフがいて、どういう経緯でマウイ島で働くことになったのかとても気になった。突然、安いホテルをどうやって見つけるかの話になり、結局聞けなかったが。

マウイ島は絶対これが見たい!みたいなのがないまま、ハワイ島の後にこのままオアフ島に行って過ごしてもつまらないだろうなと思って、途中に寄っただけだった。
なのでノープランでひたすら散歩を楽しんだ。

まず泊まっているところは海沿いで、少し外に出たらすぐにビーチだった。これがとても良くて、朝日も夕日も満月も、外に少し出れば、海から眺めることができたから。
ラハイナのビーチ
ハワイ島ではどちらかというと湾だったから、砂浜のあるビーチはとてもひさびさに感じた。

栄えている方に歩いていくと、樹齢140年を超えるというバニヤンツリーが。これはいろんな木が絡み合っているのではなく、1本の木だそうだ。
バニヤンツリー
これは巨大すぎて写真に収まらないけど、本当にあまりにも偉大な木に感じた。広場全体を屋根のように木が覆っている。

根元がもうよくわからない。
バニヤンツリーの根っこ

そこでハワイアンの演奏をやっていたり。急にハワイっぽさを感じる。
ハワイアンバンド

街並みは小さな背の低いレトロな建物が並び、おしゃれな雑貨屋とか、今時の食べ物屋という感じだった。その建物群が終わると、アウトレットモールがあり、そこで大体栄えている地域は終わる。
ラハイナメインストリート

ラハイナ

町の陽気な感じに流されてレストランでビールを飲んだりしながら、そのまま海沿いを歩いたり、本当にあてもなくだらだらとしていた。
海沿いのヤシの木はどれも変な形に曲がっている。
ラハイナのビーチ沿い

海沿いから見た内陸の方は山がすごい。マウイ島にいる時はずっと天気に恵まれていた。
マウイ島の山

天気が良い日が続いたから、毎日夕日が綺麗だった。実際にそれは後から知ったのだが、ラハイナの海岸は夕日スポットとして有名らしい。
ラハイナの夕日

ラハイナの夕日2

朝起きてコーヒー飲んで、散歩して昼からビールを飲み、夜は自炊してたけど、外に月を見に出かけたり。とりわけ何をするわけでもなく、適当に過ごせるこの場所をとても気に入った。


2019-12-27

キラウエア火山

活火山は今までの旅中に2回(グアテマラのパカヤ火山とガラパゴス諸島のシエラネグラ火山)見に行ったが、どれもマグマが吹き出しているところではなかったので、カルデラをわりと近くから見たり、熱気でマシュマロを焼いたりして楽しかったのだが、せっかくハワイに来たのだからマグマが吹き出し、溶岩が流れているところを見たいと思った。

ハワイ島は活火山が2つあり、現在も地下では溶岩が流れ続けて海まで出て来ている。流れ出た溶岩が固まっていくため、島の面積は年々広くなっていっているそうだ。
溶岩が海に流れてくるところを船で接近しながら見るLava Tourというのがあり、最初はそれに参加しようかなと思っていたが、流れ出て来たものを見るだけなのは自分が見たいものとは違うと思ってやめた。(そして2018年には接近した船に溶岩の塊が当たって重傷者を出すという事故があったから、今なら余計に選ばないと思う)

というわけでのんびりとハワイ火山国立公園へ行くことにした。車がないから民宿ヒロの車で連れてってもらうツアーを申し込んだ。入場料なども含めて100ドル(約11,200円 ※1ドル=112円)。

最初は火山とは関係なく、マカダミアナッツのお土産で有名なマウナロアの工場へ。実際マウナロアはハワイ火山国立公園にある火山の名前でもある。
マウナロア

工場までの長い道の両脇は全てマカダミアナッツの木だそうで、その広さに驚いた。写真じゃわかりにくいが、背の高い木の後ろにとにかくずっと畑が広がっている。
マカダミアナッツ畑
マカダミアナッツの実はめちゃくちゃ硬くて2重構造になっているそうだ。実際に足で思い切り踏みつけても割れなかった。
工場の裏に庭があって、ハワイ独特の植物が色々あったりして、そういうのを見るのもなかなか楽しかった。

そしてハワイ火山国立公園へ。先ほど名前の出たマウナロア火山と、キラウエア火山の二つが並んでおり、そこ全体が国立公園になっている。
今回見に行くのはキラウエア火山だ。夜にならないとマグマの様子は見えないけど、まずは明るいうちに一度行った。

公園に入ると蒸気が吹き出ているところなどもあり、草が生え草原になっているところもあり、その中に急に溶岩で固まった黒い土地が現れる。真ん中に火口があるのがわかる。まだ煙が出ているだけという見た目。
キラウエア火山

ハワイにはたくさんの神話があるが、このキラウエア火山にはペレという女神の神話がある。ペレは火山の神様だが、自由奔放で凶暴、そして美しいと言われている。火山が噴火するときにはペレが怒ったから、というのがハワイでは通説らしい。

火口の周辺にはオヒアレフアという木がたくさん植わっていた。
オヒアレフア
この木にもペレに関する神話があり、オヒアとレフアという恋人がいたが、ペレがオヒアに一目惚れして求愛したが断られてしまい、怒ってオヒアを木に変えてしまった。
レフアはオヒアを想い深い悲しみに暮れていたため、それを見てかわいそうに思ったペレがレフアをオヒアの木の花に変えてやり、二人はずっと一緒にいることができた、という話だ。
めでたしめでたしっぽいけどよく考えたらペレの奔放さを際立たせる話でもある。

この火口以外にも国立公園にはたくさんのスポットがある。続いて行ったのはサーストン溶岩トンネル。
ここは溶岩が流れて行くうちに外側が外気に触れて固まり、中が空洞になったことで洞窟になった場所らしい。宿のオーナーが説明してくれたが、なぜそうなるのかあまりよくわからなかった。
サーストン溶岩トンネル

この周辺は全部シダで覆われていて、洞窟の中にもシダの根っこが入り込んでいた。シダがすごすぎて全然違う世界に来たみたい。
サーストン溶岩トンネルのシダ

国立公園の中を走っている間に、この火山からなる土地の仕組みを少しだけ教えてもらった。火口から海に向かって地下を溶岩が通り、海に出て土地が広がる。その通った跡に地下が空洞になり地表が陥没してしまうところがいくつもあるそうだ。
キラウエア火山のクレーター

そして車で公園内にある海岸沿いに向かった。この辺りはほとんど溶岩混じりの土地だ。
ハワイ火山国立公園

海辺に出ると、そこは溶岩が海に流れ出た場所だった。溶岩が海に当たり、中側だけが空洞になりアーチ状になっている。
ホレイシーアーチ

公園内はかなり広いから色々見て回っているだけで夕方になってしまう。そして暗くなったので再度火口付近へ。真っ暗な中に赤く火が灯っているようだった。まさにマグマが吹き出している色だ。こんなに赤いのかと純粋に驚く。
キラウエア火山火口
暗いから写真は難しかったが、実際に目で見ると遠いけども、火に魅せられる気持ちがわかるくらい魅力的な場所だった。旅の中で何度も自然に魅せられて、そこに神様が宿ると信じられる気持ちは理解できる。そしてここでも火に神様が宿ると言われるのは分かる気がした。

火口が見えるポイントの近くには資料館があり、火山の成り立ちやペレについても色々説明があり面白い。ペレの髪の毛と呼ばれる、噴火時に溶岩が空気に触れると作られる物質も展示されていた。
ペレの髪の毛

私が行ったのは2017年の12月だが、その後2018年5月にこのキラウエア火山は噴火し大きな被害をもたらした。ペレは何に怒ったのだろう。

この日は本当に唯一天候に恵まれた日だったからよかった。火口から帰るときに土砂降りの雨に会い、前が見えないくらい降っていたので車が怖かった。

この前日マウナケアという山に星空観測に行った。オニヅカセンターという標高2800mくらいのところだから天気が悪くても、ここまでくれば大体星は観れると言われていた。しかし全くの曇りだったのだ。天気系でこんなについていないことは滅多にないのだが、宿の人に「もう一度来てということじゃないか」と言われてそう思うことにした。

マウナケアではシルバーソードという世界でハワイとヒマラヤにしかないという植物を見た。実物は本当に銀色で驚く。
シルバーソード

写真はないが、ここでも神を祀るような場所があったりと、本当にハワイとその自然と神様の結びつきみたいなものを色々感じた。日本も自然と神様の結びつきって色々なところであって、そういうところも日本人移民がこちらに来たときに心地よさを感じる一つでもあったのかもしれない。

ヒロ滞在:2017年11月29日〜12月3日