バスターミナルでは沢山のバスが待っていて、ウィントフック行きの中では安いバスだったから、どのようなものかと心配もあったが、すごく普通の大型バスだった。
中は2列、3列の座席構成になっていて、ちょっと狭いけど、現地の人の体の大きさから感じる狭さからしたら、私はだいぶましなんだと思う。バスに乗り込むとすぐに、名前とチケットとパスポート確認される、すごくうるさいおばちゃんだ。でもチェック体制があるという時点で若干しっかりしている感じがよい。
チェックインしたらまだ時間があったから、ケープタウンのバスを乗るために購入していたMycitiカードのデポジットを返金してもらおうと駅に向かう。デポジット返してほしい旨を伝えると「今日はもうやってないよ、明日きて!」と言われる。真っ昼間である。なんで?と怒りをぶつけようとすると「ジョークだよ!」と。不意打ちのジョークやめてほしい、アフリカまだ来たばかりで信用してないから。
バスに戻り出発。乗り心地は普通。エアコンもちゃんとほどよく効いているし、何ら問題がない。ヨーロッパの長距離バスもこんな感じな気がした。
休憩が何度かあった、だいたいケンタッキーか謎の売店。お金があまりないから辛い。バスにトイレがついていないため、タダで入れるところにははいるが、時に有料の時もあった。とはいえ2ランド(約20円)くらいである。
道も整備されていて本当に思っていたアフリカとは違う印象をうけた。南アフリカ、ナミビアは全くもって文明がある、あまり驚きがない場所だった。
夜の11時くらいに国境に到着。出国のスタンプはすぐにもらえたが、そこから、荷物のチェック、ボディチェック、かなり念入りに全員が調べられた。
スピーカーを持ち込もうとしていた現地の人が、「これは新品じゃなくて中古だ」の主張をずっとしている。新品なら税金がかかるのか、やたらと中古を主張してその人のチェックが終わらないから、バスがずっと動かなかった。
国境なんてなにもできることがない、店もないし。外が涼しくて気持ちがよかったし星も綺麗に見えたから、待たされていることもまぁいいか、と思っていた。
そしてやっと彼のチェックが終わり、バスに乗り込み、ナミビアの入国。スタンプはまたすぐにもらえ、ランダムで荷物チェックがあり私がひっかかってしまう。
女性と男性にちゃんとわかれて検査をして、女性の係員が私の荷物の中をのぞき、圧縮袋をみて驚いていた。「これ本当に便利ね!」、あとはよくわからないが生理用品の話になり、雑談して終わった。全然チェックしてない。
そしてまた、スピーカー男がチェックに時間がかかっている。彼のおかげで2時間待たされ、月が沈んで行くところすらみた。
さっきまでの待たされていることへの楽しい気持ちはもうなくなったので、バスで寝ていたら夜中の3時頃出発していた。
そこからまた何度か休憩を挟み、太陽が昇り、やっとウィントフックへ。
着いたのが昼の1時くらい。結局26時間近いバス旅だった。都会!
どこに降ろされたのかよくわからず、色んな人に聞きながら宿にたどり着く。南アフリカより、ナミビアの方が太陽がジリジリ感じられて本当に暑い。そこもいわゆる日本人御用達の宿であるが、他の国の人も含めてかなり沢山の人がいる印象だった。
ナミビアはレンタカーで色んなところを周る旅をしたいと思っていた。割とそれが一般的なので、宿で仲間をみつけなければと思っていた。そしたらあっさり、その宿にいた日本人2人組に一緒に行かないかと言われる。私も南アフリカから一緒にバスに乗った男性と2人だったから、ちょうど四人で行くことになった。
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