2017-02-23

すごいよンカタベイ

年が明け2日目の朝、ものすごい雨に目が覚めた。
何だか嫌な予感すると思ったら、部屋が雨漏りしている。荷物はぎりぎり浸食されていなかった。部屋の屋根が三角屋根だから、万が一雨漏りしていても、被害が少なそうな部屋の中心に荷物を固めてまた眠った。

ンカタベイ(Nkhata Bay)はとてものどかですごく居心地がよかった。
特に気に入っていたのは、町の屋台で買うフライドポテトだった。
鉄板を何かで無理矢理ヘコませてそこに油を注いでポテトを揚げる、店主の機嫌がよければ揚がったばかりのポテトを1、2個食べさせてくれる。

おおざっぱに塩をふって、ビニール袋に入れて渡される

with eggというと屋台の後ろで君のつぶれた目玉焼きをつくって、またビニール袋に放り込んでくれる
それがやたらとおいしくて、何度も食べた。280クワチャ(約70円 ※100クワチャ=25円)で安いし。

もう1つンカタベイの名物と言えば湖で穫れた魚を焼いた、バターフィッシュとよばれるもの。味は普通の焼き魚だった、バターはっぽさを期待しすぎていた。

町を散歩していると人だかりがあった。こんな小さな町なのに、どこから集まったんだろうと思った。大きな音で音楽をならして、人々が自由に踊っているのを、見物客が囲んでみていた。

せっかく気ままに歩ける町にいるのだからと思って、病院を探してマラリアの薬を一応買っておくことにした。マラウイに来てから蚊にさされまくっていたし。
ついでに湖から感染する住血吸虫の薬も買っておいた。6週間後くらいに症状が出たら飲むように言われた。
マラリアの薬は1300クワチャ(約325円)、住血吸虫の薬は400クワチャ(約100円)だった。マラウイだとほんと安い。

宿に帰って、湖を見ていたら、煙のようなものがところどころにあがっているのが見えた。

なんだろう、と思ってみていると。宿の人が「あれ、蚊柱だよ」と
本当に驚いた。これ全部蚊だよ。恐ろしすぎる。どうりで蚊にさされるわけだ。

アフリカに来てから、今までと違う土地であることは体感していたが、マラウイは思っているよりもっと異国だった。特にンカタベイは気に入って、まだいてもいいと思えた。

しかしそろそろ旅は終わりに近づいていた。他に行くところを考えると、ンカタベイをそろそろ旅立たなくてはと思ってもいた。
そのときちょうどカウントダウンパーティーで日本の映画ゼブラーマンが好きだと言っていた女性とその彼氏が、翌日タンザニアに向けて出発するから一緒に行かないかと言ってきた。いつもなら一人が好きだけど、アフリカでは一人で移動するよりは複数のほうがいい、楽しそうな2人だし、一緒に移動することにした。


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