2017-07-02

スリランカのバスは大変

コロンボ(Colombo)に到着した翌日、すぐにダンブッラ(Dambulla)という町に移動した。コロンボは最後に必ず戻るところだし、都市だからあまり長くいても意味がなかったので。

コロンボのバスターミナルから、ダンブッラ行きのバスを探す。スリランカのバスは基本的には国営のエアコンなしの1列が3席・2席に分かれている狭いバスで、かなりの長距離も走っている。民営のバスも走っているのだが、エアコン付きがあったり、なかったり、バスターミナルに入れるバスと、外でしか客を載せられないバスがあったり、結局よくわからないので、その時あるバスに乗る。

ターミナルでキョロキョロしていると警官に「どこに行きたいんだ」と話しかけられる。
「ダンブッラ」だと伝えると、乗り場まで連れて行ってくれた。そのバスはポロンナルワという、ダンブッラより少し先の場所へ行くバスで、私がダンブッラで降りることを運転手に告げてくれた。大きな荷物を乗せるトランクはないのだが、ギアの横に謎のスペースがあり(日本のバスだと料金支払いのボックスがあるところ)、そこに荷物を置かせてくれた。

バスに乗ってすぐに、一番前の席の足元のスペースが広かったので、そこに座ったら、おばあさんがそこはダメよ的なことを言ってきた。
ひたすら手を合わせる仕草をしているから、何が言いたいのかよくわからなかったけど、前を見ると、仏像の絵が飾ってあって、何となく仏像の前に座るなということなのかな?と思った。結局真相は謎。

人が集まるのを待って、出発。バスには運転手のほかに、切符切りの人が乗っていて、順番にどこに行くか聞いて、料金を徴収していく。ダンブッラまでは185ルピー(約133円 ※100ルピー=72円)。いろんな人のブログを読んでると、荷物代を取られている人もいたが、大丈夫だった。切符切りの人の気分によるのかしら。

とにかく暑い。昼間は35度くらいある。
バスは結構なスピードを出して進むから、窓全開で風が気持ちいいが、気づけば自分が土埃まみれになる。日差しが強いのと、席が狭く、普通に座っても隣の人と触れる状態になるのが余計に暑い。道は舗装されてるから問題なし。
しかし今までいろんな国で様々な恐ろしいバスに乗ったので、これくらいどうってことはないじゃないか、と思い始める。

バスの中の様子を見ていると、面白かった。
立っている人の荷物を座っている人が、知り合いでもないけど持ってあげるシーンが何度もあった。子供がお年寄りに席を譲ったり、人がたくさん乗ってくると、もう少し奥に入ってと自然に誰かが声をかけているようだったし、何もかもが自然で、きっとそういう国なんだろうなと思う。

途中で休憩が入り、15分くらいして、さあ出発だと走り出したその瞬間。大きな「パン!」という音がして、プシューと、間違いなくパンクした音がした。
男性陣が皆外に出てあーだこーだと見物し、女性陣は面倒くさそうに中で待機。
30分くらいかけてスペアタイヤと交換して、再度出発。どうなるかと思った。

パンクを直す時間も合わせて、だいたい4時間くらいでダンブッラに到着した。到着した場所ですぐに、ホテルまでトゥクトゥクに乗る。
ミスをして、町外れにホテルを取ってしまったのだった。歩くと1時間くらいの距離を300ルピー(約216円)。バスの安さとトゥクトゥクの高さよ・・。

ちなみに、スリランカでホテルの人に聞いたりしてだいたいこうであろうという相場は、歩いて1時間くらいかかる距離は300ルピー、10分-15分くらいの距離は100ルピー(約72円)、バランスおかしいけど、100ルピー以下で乗せてくれない感じ。もっと交渉すれば違うとは思うが。地元の人はもっと安く乗ってると思うけど、観光客価格はこのくらいだと思う。

だいたいGoogle mapで事前に歩いて何分かかるか調べておいたり、maps.meというアプリはオフラインでも調べられるので、おすすめ。最初に旅した時は、こんなに便利ではなかったよな、と思う。

ホテルについて、さあ早速町の中心まで行ってみようと思ったのが、大きな間違いで、往復2時間もかかるわけだから、相当疲れた。
町以外の場所が本当に田舎。

突然現れる洋服屋

スリランカの言葉は読めそうにない。

町の中心まで来たが、何かあるわけでもなく。帰りにライス&カレーを食べて帰った。正直ここのライス&カレーがスリランカで食べた中で一番いまいちで、しかもすごく辛くて、最初にこれを食べたものだから、スリランカの食事が不安になった。
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