2023-05-26

ラストストップ

 いよいよ旅の終わり。旅の終点オアフ島ホノルル(Honolulu)へ。

「ハワイに行く」と言ったらほとんどの場合はホノルルを思い浮かべる。興味がすごくあるわけではないが、最終的に日本に帰るにはホノルルから帰るしかないので最後に寄ることに。

マウイ島のホテルから空港までシャトルを予約していたが、全くもって来なかった。

多少の遅れは当たり前だと思っているが、15分が経過し、それでもまだ許容の範囲ではあると思って待っていた。そのままピックアップ場所に立っているとそのうち、さっき通った車が再び私の前を通り「大丈夫か」と声をかけてくれた。

待ちすぎていることに気づき電話をしてみると、あと15分後に着くと言われる。絶対忘れられていたと思う。

最終的に予約してた45分後にシャトルが到着。元々のピックアップ時間は空港に行くには早すぎる時間だったので、搭乗に遅れるということはないからよかった。

さらに意味不明なことに連れていかれたのがヘリポートだった。ヘリポートから出発すると情報に書いてあると言われたが、一体誰と間違えていたんだろう。

予約表を見せ、空港に行ってほしい旨を伝えてようやく空港へ。



今回もハワイアンエアラインで。片道7,960円。約40分のフライトでずっと低いところを飛んでいる感じ。あっという間に到着。


ホノルルの空港に着くと日本人しかいないと思えるくらい日本人だらけだった。ちょうどホノルルマラソンの時期とかぶっていた。冬休みにはまだ少し早いくらいだが、ホノルルマラソンだけでこんなにも日本人が来るなんて。ハワイの人気は本当にすごい。


ホノルルのホテルはとにかく高くて、安宿ですら高い上にどう考えても値段に見合わない不便さだったので、最後だし普通のホテル(といってもビジネスホテルレベル)に泊まることにした。

空港からはHISの送迎を事前に頼んでおいた。ホノルルに来ると急に日本のサービスが増えて自分にとっては過ごしやすくなる。

片道15ドル(1,753円 ※1ドル=116円)で他のピックアップサービスより安かった。車を待っていると迎えにきたのはまさかのリムジン…

送迎を予約していた他のキャピっとした女性たちと共に意図せずリムジンに乗ることに。生まれて初めて乗ったけど広かった。


ホテルに着いてチェックインをして早速街へ。

マウイ島とすら全く違う雰囲気、てか日本人多すぎて本当に日本なんじゃないかという錯覚を起こす。見たことがあるチェーン店、日本語の表記、ランニングする人たちも日本人。

日本に帰る前の最後の街なのでお土産を買いにフラフラしていたが、店員さんも日本語で話しかけてくる。私はこれまで節制していた分、買い物するのが楽しくなってしまい、たくさん買い込んだ。お土産を買うのって楽しいんだよなあ。

確かに外国語をはなさなくてはいけないストレスもないし、気候も穏やかで景色も綺麗。多分中心街ならとりわけ困ることもないんだろう。たくさんの人が来るのがわかる気がする。手軽で安全だ。



街を歩いていて気づいたのは思ったよりホームレスが多いことだ。どの国でも暖かい場所では多く見かけたが、ホノルルは島なので意外だった。

また、一部でアメリカ人と思われる人たちが集まって何かをしている場所を見つける。そこはパールハーバーの攻撃で亡くなった方への追悼式典が行われる場所。

恥ずかしながら今がその時期だと覚えていなかった。日本人ばかりが参加するホノルルマラソン、旅行者が浮き足立っている中で粛々と進められている。とても複雑な気持ちになる。


夜は部屋で過ごそうと思ってガーリックシュリンプをテイクアウトして帰る。ハワイで一番美味しいらしい



2020-05-03

ハレアカラ山頂より

ハワイ島のマウナケア山で星空観察を逃していた私は、マウイ島で再度チャレンジすることにした。
ハレアカラ国立公園という標高3,055mの休火山。『2001年宇宙の旅』のロケ地にもなったところだ。
絶対に車がないと山頂までたどり着けないため、今回はツアーを選択。色々評判を見て、日本の方が遂行しているツアーを選択した。

一人で旅をしていると、自分の自由で動くことに慣れてしまうから、ツアーのような決められた動きをしなくてはいけないのがちょっと辛いのだが、いろんなところにゆっくりと時間をとってくれそうなツアーだったので選んだ。結果としてとても良かった。

昼過ぎにホテルの前でピックアップされ、出発。道中ガイドの方がマウイ島について色々解説してくれて、とても興味深かった。
一番気になったのは、過去には主な産業にまでなっていた、さとうきびから作られる砂糖の工場が前年(2016年)に閉鎖され600人が解雇されたという話。
そうなるとマウイ島は観光以外の産業がないから、かなり厳しい状況だということだった。

マウイ島のさとうきび産業は1879年から続く歴史のあるものだった。さとうきび運搬のため、ハワイ諸島初の蒸気機関車ができて、運搬に使われなくなった後も、2014年までは観光列車として走っていたそうだ。
今でも列車と駅自体はラハイナの街中にひっそりと存在している。
さとうきび列車

さとうきび畑の跡地は、自然エネルギーの開発地になるらしい。次に行く機会があったら、少しだけ景色が変わっているかもしれない。

全員をピックアップしてからドーナツ屋で休憩して、標高1,000mくらいにあるオーガニック系のお土産屋でまた休憩。
標高3,000mまで上がって行くため、少しずつ体を慣らして行く。

野生のポインセチアを初めて見た。
ポインセチア

少しだけ周りが暗くなってきた頃、国立公園の料金所についた。サンセットを見るための車で少し混んでいた。個人でくるならもう少し早い時間に入っておかないと結構大変かもなぁと思う。
一旦2,000mくらいの駐車場で外に出た。いくら温かい(むしろ暑いくらい)のハワイでも2,000mくらいだとちゃんとジャケット着てないと寒い。

駐車場から雲海と夕焼けが見れて綺麗!
ハレアカラ駐車場

続いて3,000m付近のほぼ山頂に到着。2,000mの時は少し暗く感じたが、さらに上に行くとまだ少しだけ明るく感じる不思議。
風が強くて、自分が来ていたジャケットだけだと寒すぎたから、ツアーで貸してくれるジャンパーをさらに着こんだ。

まず空気がものすごく澄んでいる。空気は少し薄いはずなのだが、なぜか空気を物凄く感じる気がした。そして周りに同等レベルの山がないから山頂から見渡す景色が何にも邪魔されない。
夕焼けと雲海が360度広がっていて、そこに名残のクレーターが広がると、ここは宇宙か異世界か、という感じだった。たまにとてつもない自然に身を置くと、自分の中の何かが研ぎ澄まされるような感覚を得るが、まさにここでもそれが起きていた。
ハレアカラ山頂

ハレアカラ山頂のクレーター
写真だと伝えるのが難しい場所。
ちょっとチリのアタカマ砂漠にあるムーンバレーに似てた。

そして真っ暗になるまで車の中でお弁当を食べながら、ツアー参加の人たちとガイドの人たちでお喋りしてた。
「人生が今日で最後だとしたら何を食べるか」というお題をガイドの人が毎回ツアーで出すらしく、その話題になったが、私は迷いなく「白米」と答えたら、
「その答えを出すのは、全てを食べ尽くしたご老人だけです」と言われて本当にウケた。確かに他の人よりはいろんな国のいろんなもの食べつくしてるとは思う。

そして時が来て、流石にかなり冷えて来たので、さらに厚手の体が2倍になるくらいのジャンパーを借りて、いよいよ星を見に外にでる。
まず車をでたら上を見ずに、下を向いてでるように言われ、全員が外に出たら車のライトも消して真っ暗になってから「せーの!」で上を見た。

思わず「おお!!」と言ってしまうくらい、一面が星だった。本来空は一面が星なんだが、普段は見えていないそれが全部見えている、と思うくらい。
世界のいろんな場所で星を見たが、観察というようなちゃんとしたのは初めてで、星座やそれぞれの星について、かなりちゃんとした望遠鏡で見ながら解説も受けて、本当に面白かった。

ガイドさんのキャラクターもかなり印象的で、マウイ島についても十分に知れたし、いわゆる陰謀論や、人性論についても熱く語っていて、話がとても楽しかった。人生は短い、だから楽しもうと言っていたが、まさにその通りなのであった。

▼ツアー情報
https://www.veltra.com/jp/hawaii/maui/a/6575
198ドル(約22,176円 ※1ドル=112円)
ほとんど車で移動のためお年寄りや子供でも参加できそうな感じがした。予約は取りにくかったので、早めがよさそう。

マウイ島での日々は本当にゆったりとしていて、自然を感じながら日々を過ごせた。
旅自体が休暇であるが、本当にその休暇の中での休暇のような感じだった。
そしていよいよ最後のストップ地であるオアフ島へ。

マウイ島ラハイナ滞在:2017年12月3日〜7日