2012-03-02

本当のリオのカーニバル

この時期にリオデジャネイロに来たのは、やはりリオのカーニバルを実際に観てみたかったから。
カーニバルは2月18日から、到着は16日だったのでそれまではリオデジャネイロの有名所を観光した(それは別エントリーで)

私の中でリオのカーニバルと言えば、
派手な衣装と大所帯のサンバ学校(Escolaというらしい)での参加と、大きな乗り物を装飾したフロート車と、メイン会場(サンボードロモ)でのイベント。
衣装も日本で一番報道されるのは、露出の激しい女性の衣装なので、そういう人が沢山踊っているのかと思っていた。
でもブラジル人にとってのリオのカーニバルはそれとは全く違うものであったということが行ってみてよくわかった。

まず前日に会場行くまでに迷ったら嫌だなと思って、場所の下見へ。できれば当日券についても聞こうと思っていた。
最寄り駅に到着すると、今までいた場所とは違う雰囲気。ぱっと見でもう、あまり裕福な地域ではない事がわかった。

これだけ世界的に有名なお祭り会場がある場所というのは、観光業で潤っていると何となく思っていたから、結構な衝撃だった。
ただカーニバル前という事で警察が各角にたっていたりすごい数のスタッフが行き来していたので、
気をつけつつ先に進むと、会場がどこにあるのかがわかった。
近くにいるスタッフをつかまえて、当日券はどこで買えるのか聞いてみたけど全く通じていなかった・・・。

困っていると、「中を観たいのか?」というジェスチャーをされ、そういう体に変更して、中を見学させてもらうことにした。
思わぬ展開だけど、私にとっては貴重な体験。
後に出会ったリオ在住の方によると、リハーサルはただで見れるらしく、地元の人は事前に見るのだとか。

会場はやはり広い!リハーサル中だった。
F1でピットインするところの観客席みたいなイメージ。

そして夜、ホテルに戻ってだらだらしてると、大きな音が外から聴こえてきて、
いてもたってもいられなくなり、外に飛び出した。
ブラジル人にとっての本当のカーニバルが始まったのであった。

Blocoと呼ばれる演奏団体(と称していいのか)がいくつもあり、街中で演奏をする。
リオのカーニバルではその各Blocoをみに、色々な場所へ皆でかけ、時に自分がコスプレをしたり、
飲んで、踊って、歌って・・・とそれが4日間続く。
ブラジルに住む友達は、カーニバルが終わると新年が明けた感じがすると言っていた。
それくらい全てがここで終わり、全てがここから始まるエネルギーを持っている。




サンバといえど、その種類は細かく分けると300以上あると言っていた。演奏が素敵な団体は人気があるし、
そうでもなければあまり人気がないらしい。
町中でストリートパーティーがずっと続いているというイメージ。フジロックとか野外フェスって好きな会場に移動すると思うんだけど、そういう感じ。

だから日本で報道されるあのメイン会場(サンボードロモ)には、現地の人は基本的に行かないらしい。
東京の人が東京タワー行かないみたいなもんか。
私は実際にサンボードロモ行った感じだと、観光客と、出場団体の応援にきた現地の人という感じだった。
元々は中心街で行われていたカーニバルが大きくなりすぎたので、メイン会場を設立したという流れだということだ。
しかし、とにかく!楽しかった!もうこの日だけでだいぶ満足してしまった。まだ17日の夜。

翌日はメイン会場へ当日券を求め、14時くらいに行ってみた。
いろいろな人の旅ブログによると初日はまだ当日券が残っているという話だったので。
というのもこのサンボードロモに出場する団体は格付けされていて、初日は2軍、2.3日目は1軍、4日目は3軍。2軍の初日はそこまで人気がないというわけです。
2軍で1位の団体と1軍で最下位の団体が毎年入れ替わるようになっているらしい。JリーグのJ1J2みたいな感じかしら。


これがチケット売り場、すごくわかりにくかった。
セクター9とセクター11の間に道路があるのだけど、その道路を進んだ場所にある。
何時から売り出すとかわからないけど、30分くらい並んだら販売開始された。
セクター11が自由席で安いと聞いていたから、それを買おうと思っていたのだけど、
なぜか出てきたのはセクター9の席。全席指定だけど、セクター9は審査員席の真ん前なので結構良席だったのでそのまま購入。
30レアルだった。映画1回分くらいだから、だいぶ安いと思う。


会場には当然食べ物あり、飲み物あり、ATMもあり、トイレもあり、特に困ることはなかった。

セクター9のいいところは売り子の人が常にいる事。(並ばずに飲み物食べ物がかえる、タバコを買ってきてもらっている人もいた)
トイレも常に清掃員がいてずっと清潔を保っている事。自由席のセクター11のほうをみると売り子の姿はなかったので、良い席の特権なのかもしれない。

そして21時についに開始。あとは写真で。










カーニバルは朝の4時、5時まで続く。私は3団体くらいみたら、もうお腹いっぱいになったので12時くらいに帰りました。
各団体で、テーマとそのテーマカラーがあり、実は露出の激しい女性ダンサーはほとんどいない。日本の報道でそれが強調されているだけ。
みな衣装も演出も、観るものが楽しいようにできていて圧巻だった。
審査員席の近くがいいと言ったのは、みなその真ん前でアピールするので、特別な演出をしたり、ダンスを変えたりするからだ。

次の日は、カーニバル中に出会ったブラジル在住の方に、よいBlocoが出演する場所へ連れて行ってもらった。
地下鉄の切符を買うために並ぶ人もなんか変な格好。でもこれが町中にいる感じ。


写真だけみるとちょっとシュールだな。音楽かなりかっこよかった。




また移動して、別のBlocoを聴きに



老若男女関係なくみんな盛り上がる感じ。これもまた楽しかったなー。

1つ気をつけなくてはいけないのは、場所によっては治安があまりよくないので、
カメラやiPhoneを見えるように持っているとすぐ狙われる可能性があるので注意。

サンボードロモの会場でみたカーニバルも私にとってはすごかったし楽しかったけど、
そこら中でやっているBlocoの演奏とその周りの人々をみているほうが元気がでた。
サンパウロから弾丸でサンボードロモだけみにくるツアーがあるらしいけど、私はどちらもおすすめなので、
やはりリオに滞在してBlocoと両方みてほしいなと思った。これのために1年間生きてくるブラジルの人の生き様。すごい。

これが本物か!あついなカーニバル。また来たいな。
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